日圧のXHやPHコネクタは、取り外しが固くてケーブルを持って抜いてしまいがち。ケーブル痛むからだめなのわかっててもついついやってしまいます。
指でハウジング抜くのも固くて痛い!
実験中の基板や、充電器のバランス充電用コネクタのように、抜き差しが多い使い方ではちょっとやっかいもの。
JST-XHコネクタ専用で、「バランスコネクターカバー」や「バランス端子ガード」という、抜きやすくなる便利なカバーも売られてます。
クリッププライヤーは、自動車の樹脂製クリップを抜くのに使われる工具ですが、STRAIGHT ベントタイプ30°のショートタイプが、JST XHやPHコネクタを抜くのにもちょうど良い。
プライヤーの先端が、XHやPHコネクタの幅に合っていて、しっかりつかめて外せます。
全長が165mmと、大人の手のひらサイズです。このサイズの工具を使用している人もおおいと思います。
握って引っ張れるので、固いコネクタも簡単に抜けます。この工具ひとつですごく楽になります。
プライヤーの先端は、とがっているけど少し厚みがあってつかみやすいです。刃物ではないので、ケーブルを傷つけにくいのも良いです。
先端の幅も、XHコネクタやPHコネクタの幅にあっていて使いやすい。
開口部が21mmくらいで、XHコネクタで8ピン、PHコネクタで10ピンまで使えます。これ以上のピンのコネクタは、IC抜きが便利です。
似た形の工具で、エンドニッパーがありますが、ハウジングがプラなので簡単に傷つき、失敗するとケーブルが切れるので代用は難しいです。どうしても抜けないときにニッパやラジペンでがんばって抜いて、ハウジングがボロボロになったことがあります。
指というか、ツメでハウジングをつかんで抜くのと同じようにつかめ、固いコネクタも楽に抜くけるオススメの工具です。
エンジニアから、基板コネクター抜きが販売されています。1.5mmピッチのコネクタ向けなので、2.5mmのXHコネクタや、2mmのPHコネクタにはちょっと小さいです。
クリッププライヤーに出会うまでは、エンジニアのIC抜きを使っていました。握りがちょっと固いですが、サイズ的にちょうどよい。
ピン数が多い、幅の広いコネクタもつかめて抜きやすい。先端の幅もちょうど良くて使いやすいです。なにより、DIPパッケージ抜くのに持ってたのを使い回しできます。
小さい嵌合型コネクターは、JST以外にもMolexなど各社で製造されてます。簡単に抜けないからこそ安心して使えるコネクタですが、いかんせん抜きにくい。
2.0mmや2.5mmピッチの白いコネクタは便利ですが、指ではちょっと挟みにくいので、プライヤーやIC抜きを使うと楽に抜けます。
ラジコンや電子工作でよく使うJST XHコネクターを、手軽に抜けるオススメの工具紹介でした。