<avr/io.h>: AVRデバイス特有のIO定義

 #include <avr/io.h> 

このヘッダファイルは、コンパイラーコマンドラインスイッチの-mmcu=で指定されるデバイスの適切なIO定義が含まれています。これは、適切な<avr/ioXXXX.h>ファイルへ迂回することにより行われます。直接このファイルをインクルードすべきではありません。全てのAVRデバイスで共通のレジスタ名は、<avr/io.h>に含まれる<avr/common.h>内で直接定義されていますが、詳細のほとんどはそれぞれのインクルードファイルから提供されます。

このファイルは、常に以下のファイルが含まれることに注意してください。

    #include <avr/sfr_defs.h>
    #include <avr/portpins.h>
    #include <avr/common.h>
    #include <avr/version.h>

ヘッダファイルのさらなる詳細は、<avr/sfr_defs.h>: レジスタ固有の関数を参照してください。

Atmelドキュメントで指定されているIOレジスタセットの定義とそれぞれのビットの値が含まれています。命名規則の不整合に注意してください。これは、異なるデバイスで異なる名前によって同じ機能が時々あります。

また、ここに記載されているように、割込み関数定義に使用できる特定の名前も含まれています。

最後に、以下のマクロが定義されいます。

• RAMEND
  チップ上のRAMアドレスの最後
  
• XRAMEND
  アドレス指定できるRAMの可能な場所の最後。これは、外部RAMを許可していないデバイスにおいては、RAMENDと同じになります。外部RAMを許可しているデバイスでは、RAMENDより大きくなります。
  
• E2END
  EEPROMアドレスの最後
  
• FLASHEND
  フラッシュプログラム空間の最後のバイトのアドレス
  
• SPM_PAGESIZE
  ブートローダをサポートしたデバイスむけで、SPM命令を使うためのフラッシュページサイズ（バイト）。
• E2PAGESIZE
  EEPROMページサイズ